FXやCFDの取引ができるマネースクエアが独自に開発し特許を取得した自動売買システムであるトラリピ。
トラップリピートイフダンの略称なのですが、ギャンブル的な運用になりがちなFXを少ない手間で資産運用的に安定して続けられる手法として注目を集めています。
ここではそんなトラリピについて簡単におさらいしながら、FXトレーダーからの評判やおすすめの理由さらに注意点まで詳しく解説していきますよ。
トラリピとは?
トラリピの評判を紹介する前に、まずはトラリピとは一体何なのかについて見ておきたいと思います。
現在色々な種類があるFXの自動取引システムの先駆け的存在で、マネースクエアに口座開設することで誰でも使うことができます。
その取引の特徴は以下のようになっていますよ。
イフダンとトラップを繰り返す
トラリピの取引の特徴はトラップリピートイフダンという正式名称が全て表しています。
- イフダン 注文をしかける値段と利益を確定する値段をあらかじめ両方設定しておく
- トラップ あらかじめ予想したレートの上下の範囲内に細かくイフダン注文を並べて設定する
- リピート 同じ設定のイフダンを自動で繰り返す
FX取引では通常これからレートが上がるか下がるかを予想して売り買いの注文をしますが、トラリピの場合はレートがどれくらいの範囲で上下していくかを予想します。
そのため初心者でも比較的簡単に予想をつけることができ、FXについて回るギャンブルや賭けといった不確定な要素を軽減できますよ。
相場が長い期間大体同じ範囲で上下を繰り返しているレンジ相場の通貨ペアを狙うと指定した範囲での取引が確定しやすく、利益も狙いやすいです。
短期的に大きな利益を狙うというよりは、長い目で見て小さな利益を積み上げていく資産運用向きの取引であるといえますね。
トラリピでの取引の基本設定
トラリピは最初に基本設定をすると後は放っておいても設定どおりの取引を自動でずっと繰り返していってくれます。
その基本設定で指定する項目も見ておきましょう。
- 通貨ペア
- 売り取引か買い取引か
- レンジ:予想したレートの上限と下限。
- 注文金額:取引ロット。最低の0.1Lot(1,000通貨)以上で設定する。
- トラップ本数:トラップをいくつ仕掛けるか
- 利益金額:いくら利益が出た時点で決済注文を確定するのか
- 決算トレール(オプション):トレール注文をするかどうか
- ストップロス(オプション):損切りし全ての取引をストップするタイミング
マネースクエアのトラリピでは選択できる通貨ペアが14種類あります。
米ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/米ドル・英ポンド/円・英ポンド/米ドル・豪ドル/円・豪ドル/米ドル・ニュージーランドドル/円・ニュージーランドドル/米ドル・カナダドル/円・トルコリラ/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円・豪ドル/ニュージーランドドル
USD/JPY
EUR/JPY
EUR/USD
GBP/JPY
GBP/USD
AUD/JPY
AUD/USD
NZD/JPY
NZD/USD
CAD/JPY
TRY/JPY
ZAR/JPY
MXN/JPY
AUD/NZD
トラリピでは相場の上下の幅=レンジ幅の予想がキーポイントになり、取引する通貨ペアがレンジ相場を形成しているか?を見極める事が重要になります。
逆に言えばトレンド相場においてトラリピは不向きと言えます。
トルコリラ/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円などの通貨ペアは新興国対先進国の取引である為レンジ相場を形成しにくい通貨ペアとなっていますので注意が必要です。
トレンド相場でも買い上がっていくようなトラリピを仕掛けることも可能なのですが、暴落した場合のリスク対策が取りにくく一般的には不向きとされています。
トラリピの評判を口コミから探る
それではいよいよトラリピの評判を実際に利用したことがあるというトレーダーの口コミなどから探っていくことにしましょう。
トラリピに挑戦しようかどうか迷っている方にとっては、トラリピで実際に利益を上げられるものなのかデメリットはないのか等は特に気になりますよね。
トラリピの良い口コミ評判
Twitterなどを見てみると圧倒的にトラリピで利益が出ているという声が多いです。
皆さんひと月で大体どれくらいの利益を出しているのかなと見てみると、3万円から10万円くらいの方が多い印象ですよ。
大きな利益を狙うというよりは、自動取引に任せながら長期的にコツコツ利益を積み上げていくといった感じですね。
トラリピの悪い口コミ評判
ただもちろん中にはトラリピで損失が出たという方もいらっしゃるので、くれぐれもレンジの設定には気をつけたいです。
また何かのきっかけで通貨レートが急激に下落するとロスカットが発生し資金がマイナスになってしまう可能性もあります。
2008年はリーマンブラザーズ破綻のリーマンショック、2020年3月~4月は未知のコロナウィルスによるコロナショックによりロスカットされたされた方も多数見受けられました。
10年スパンでくると言われている、世界で大きな事件や自然災害などが起こった時はロスカットされないように必要であれば資金を追加するなどの対策しないといけないため、資金に余裕を持たせた運用を心がけたいです。
レンジ設定を組む場合は必ずリーマンショック、コロナショックを念頭にロスカットラインを把握した資産運用が大切になってきます。
トラリピの口コミ評判のまとめ
口コミを見てみた結果やはりトラリピは利益が出るというプラスの評判が目立ち、レンジの設定さえ適切にすれば何年にもわたって勝ち続けていくことも可能なようですね。
ただ利益を出している人が多い=ノーリスクでは決してありません。
適切に運用しない場合は損失が出たりロスカットが発生して資金を失ったりマイナスになったりする可能性もあるというのはしっかり頭に入れておきたいですね。
トラリピがおすすめな理由
評判上々のトラリピなのですが多くの人に利用されるその利点は一体どんなところにあるのでしょうか。
ここではFXを始めようと考えている方にトラリピをおすすめできるその理由を紹介します。
FXが生活の邪魔にならない
FX取引をしてみたはいいが取引チャンスを狙うために1日何度もレートを確認しないといけないので面倒だったという経験はありませんか?
その点トラリピだと最初の設定どおりに仕事中も家事の合間も寝ている間も常に自動で注文や確定を繰り返していってくれるので、FXにとられる時間を大幅に節約することができます。
設定してすぐは様子見でチェックする機会が多くなるかもしれませんし、自動取引だからといって全くチェックしないのは流石にダメですが、慣れてくれば週に1から2回チェックするだけでFXの運用が可能になりますよ。
忙しくてFXは向かないかもと思っていた方も、トラリピなら挑戦できそうですね。
レートが設定したレンジ内なら心配はいらない
FXだと通常注文した後レートが上がった下がったを常に気にしていないといけません。
ただトラリピだと相場の上がり下がりの中で注文と確定を繰り返しながら長期的に利益を出していくため、注文後レートが少し下がったからと言っていちいち慌てる必要はないんですよ。
トラリピで注意しないといけないのはレートが設定したレンジを外れた時です。
そうでない場合は気持ちに余裕をもって取引の推移を見守ることができるので、FX取引でのストレスが軽減されますね。
マネースクエアのプロのアナリストによる設定も利用できる
トラリピを始めてみたいけど正直上手く設定できるか不安という方もいるかもしれません。
でもマネースクエアではプロのアナリストが考えたトラリピの設定をワンクリックで自分の設定に引用することができます。
このおかげで初心者でも気軽にトレードを始められますし、まずトラリピの運用を始めてからトラリピについて勉強し理解を深めるという手順をとることも可能ですよ。
当サイトでも海外FX業者を利用したトラリピについても詳しくご紹介していますので、参考にして頂ければと思います。
トラリピの注意点も知っておこう
トラリピは実際に使っている方達の評価からも見て取れるように、堅実にFX取引を行うことを考えているならメリットが多い取引方法です。
ただトラリピでも損失が出ることもありますし、利用するにあたって気を付けておきたい点もあります。
そこでここではトラリピに関する注意点もまとめておきますよ。
短期間に大きな利益を出したい人には不向き
トラリピは通貨レートが自分が設定した範囲の中で上がったり下がったりを繰り返す中で少しずつ利益を積み上げていきます。
また同一の通貨内でトラップを沢山仕掛ける特性上、安全に運用するにはだいたい初期資金として30万円くらいは必要だと言われています。
そのため短期間で大きな利益を狙いたいと考えている方ではなく、最初にまとまった資金を投入しさらに焦らずコツコツと利益が出るのを待てる方におすすめできる取引なんです。
FX取引はトラリピでなければ1万円から5万円くらいの少額からでも始められ、当たれば短期間でも大きな利益を上げることも理論上はできなくもありません。
ただ自分で相場が上がるか下がるかを予想するのは初心者だと特にギャンブル的になってしまい、反対に短期間で大きな損失を出すことも考えられます。
長い目で見てより安全に利益を出すことを狙うトラリピの性質はデメリットに見えて実はメリットとも考えられるのではないでしょうか。
含み損がどうしても気になる
トラリピは相場が上下する中で何度も注文と確定を繰り返すため、ハーフ&ハーフを基準とした場合相場が上限や下限へ向かう時期は当然含み損が増えて行ってしまいます。
ただトラリピをレンジ相場でしかけている場合、理論上は一定期間下がったらまたレートは上がっていきますね。
そして相場がハーフ&ハーフで設定した中央へ向かっていく段階では逆に一気に含み損が減っていき利益も残るようになります。
含み損が増えるとトレーダーの心理としてはどうしても焦ってしまいますが、トラリピを利用している場合の含み損は利益を得る為に必要な貯金のような感じでとらえる事ができます。
含み損は利益の源です。
狙えるのはレンジ相場の通貨ペアだけ
ここまですでに何度も書いていますがトラリピの理論が機能するのはレンジ相場だけです。
逆にずっと上がり続けていたり逆に下がり続けているトレンド相場ではほとんど機能しません。
世界には興味深い通貨ペアが沢山ありますが、トラリピだとその中でレンジ相場を形成しているペアだけに目をつける必要があります。
特に発展途上国や新興国同士の通貨ペアや開発途上国や新興国が含まれた通貨ペアは予測が難しく、今はレンジ相場を形成していてもいつトレンド相場になってしまうかもわかりません。
トラリピでは経済が成熟した先進国同士の通貨ペアがレンジ相場を形成しやすく運用するには最適と考えられています。
マネースクエアはスプレッドが広め
FX業者は各社それぞれ売買にスプレッドを設定しています。
売りと買いのスプレッドが狭い方が取引を確定した時の利益が大きくなるため、FX業者を選ぶ時にスプレッドにも注目しているという方も多いのではないでしょうか。
トラリピができるマネースクエアは他の業者と比べてスプレッドが広いです。
ドル/円のスプレッドが3から4銭なのですが、業者によってはこの半分や場合によっては10分の1くらいのこともあります。
ただ取引に手数料がかからない点とこのスプレッドでも利益をしっかり出している人が多いという点で、そこまで気にする必要はないのではと考えられます。
トラリピは運用する資産に対して適切な設定をする事により、リスクを極限まで減らせるトレード方法です。
その為、マネースクエアにて全員が適切な運用を行った場合、日本国内のFX業者の特徴でもある低スプレッドを導入するとFXブローカーであるマネースクエア自体が経営難に陥ってしまいます。
取引手数料を無料にしたマネースクエア収入源はスプレッド差のみと考えられるのです。
私は多様なトレーダーが存在するであろう海外のFX業者LAND-FXにて USD/JPY の通貨ペアをスプレッド0.7銭~1.5銭(変動スプレッド)で運用しています。
トラリピの評判まとめ
トラリピはFXで長期的に資金運用していこうと考えている人におすすめできる取引方法です。
相場が上がるか下がるかの2択にかけて一攫千金を狙うのではなく、上下を繰り返すという相場の特性を生かして利益を生み出す方法なので堅実な取引ともいえますね。
実際ネット上にはトラリピで利益が出ているという評判を沢山目にすることができました。
自分でレンジの予想をするのが難しい場合はプロのアナリストの設定を適用することもできるので、FXに興味があるならぜひ一度試してみてくださいね。
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以下の記事で海外FX業者でトラリピをする為の全知識を公開していますので興味がございましたら参考にして頂ければと思います。